1か月間TwitterとYouTubeを封印した結果…
こんにちはIQ研究所です。
5/28(木)から始めた脱スマホ週間の取り組みも、昨日で1か月が経った。
当初に設定した目標の最終段階である「1か月TwitterとYouTubeを見ない」を達成したので、この1か月で得た気づきを記していく。
(こんな人に向けて書いています)
・スマホと距離を置きたいと思っている人。
・スマホと距離を置くことでどんな変化があるか知りたい人。
目次
前提① 大きく何かが変わるわけではない
まず大前提として、一か月間TwitterとYouTubeを封印したからと言って、突如に大きな変化が起こることはなかった。
彼女・彼氏ができる、頭の回転がいきなり速くなる、金持ちになるレベルの変化は(少なくとも目に見える範囲では)なかった。
前提② TwitterとYouTubeはそれ自体では素晴らしいコンテンツである
TwitterやYouTubeを批判する気は全くないし、それを使っている人のことを悪く言う気も全くない。
そもそもこの取り組みを始める前には自分はそれらのコンテンツに依存した生活を送っていたし、そうやって依存することも絶対的に「悪」かというとそうでもないだろうと思っている。
Twitterの世界に入り浸ること、動画を見てくすくすと笑うことで救われる日も確実にある。
ただ、使う側にうまく付き合う余裕がないとその人に悪影響を及ぼす。
現在でもこの認識に変化はなく、また元のようにこの2つのコンテンツにお世話になるときが来るかもしれない。
つまり自分の立場は、Twitter・YouTubeには良い面もあるし、付き合い方によっては悪い面もあるというフラットなものであって、決して両コンテンツを否定したいわけではない。
メリット① 謎の自信が得られる
大前提でも書いた通り、客観的に見てこれまでの生活がガラリと変わるということはなかった。
生活習慣はこれまでどうり荒れているし、勉強量も増えていない(なんなら資格の勉強量は激減した)。
にもかかわらず、気分的には安定しているしこれでいいのかもしれないという謎の自信が出てきた。
ほぼニートのような生活をしていて、罪悪感・自己嫌悪に苛まれることが無いわけではないが、以前ほどマイナス思考に陥ることはなくなったと感じる。
とはいえプラス思考で生きているかというと全くそんなこともなく、ただただ気分が落ち着いていると言える(「テンション低い」と理解してもらえばわかりやすい)。
要は、テンションは低いがそれも受け入れている状態と言える。
なぜ気分が安定しているのか、自信がついたように感じるのか。
それは、たぶん「自分の意志で何かをコントロールできている感」があるからだろう。
これまでの生活においては暇さえあればYouTubeで動画を見る生活をしていて、「この時間もったいないな」と思いつつもダラダラ視聴するのをなかなかやめられなかった。
つまり、自分の意志の弱さ・意識と行動の乖離を日々感じていた。
その点において、この一か月は、少なくとも「~はしない」と決めたことを守ることができ、結果としてそれが自信になっているのだと思う。
メリット② 何もしていない時間が増える
これは果たしてメリットなのだろうか。
TwitterとYouTubeというコンテンツの二大巨頭を失ってからは、手持ち無沙汰になった時にやることが見つからなくなった。
食事してすぐとか、起きてすぐ・深夜寝られず起きているときなど「活動的なことをしたい気持ちもあるけどやる気が出ない」タイミングで、これまでどれだけTwitterとYouTubeに頼ってきたかを再認識できた。
結局ネットサーフィン、LINEニュース等をすることが半分、何もせずボーっとすることが半分くらいになった。
時間があっても特に生産的なことをするわけでもないんだな、ということが分かったのはよかった。
とはいえ、何もしない分、やるべきことは何なのかを考える時間は増えた気がする。
「やるべきことは何なのかを考える時間」が単体で増えるというよりも、全体的に使える時間が増えて、その結果として「やるべきことは何なのかを考える時間」も増すんだと思う。
あと、TwitterとYouTube中心の生活だとこうしてブログの記事を書くこともなかったのかもしれないと考えると、両コンテンツから距離をおいて良かったのかなと思う。
デメリット① 暇なときの時間の使い方が分からない*1
メリット②の裏返しみたいなところがある。
簡単に言ってしまえば「何をすればいいのかわからない時間」が増える。
脱スマホの取り組みを始める前であれば、ふと暇な瞬間が訪れてもTwitterの画面をスクロールすることでその間隙を埋めることができた。
人間にとって「暇」な時間って相当苦しい時間なんだなと再認識した。
「暇」な時間が増えて、かえってストレスが増えた部分があるのでデメリットとしておく。
デメリット② 有益な情報にアクセスできない恐れがある
Twitter・YouTubeは娯楽として使うにしても便利なものだし、ビジネス・勉強のための情報を取得するという点でも非常に便利だ。
この脱スマホ期間には、そういった点で有益な情報にアクセスする道具を少なくとも2つは失っていたことになる。
ビジネスをする上でも、勉強をする上でも信頼のおける最新の情報に触れ続ける方が良いことはまず間違いないから、そういった点で損失は大きかった。
デメリット③ アウトプットの場が制限される
自分はもともとTwitterで勉強の進捗を報告していた。
勉強垢に勉強報告をしている人はたくさんいるはずだし、ビジネス関連でアウトプットしたい人もいることだろう。
SNSで自分の活動報告をすることは、次への活力になるし質の良い情報を提供できていればその分質の高い情報に触れることができる(らしい)点で非常に有益と言える。
だから、SNS経由でのアウトプットができない状況に身を置いているということで機会損失は多少なりともあったと思われる。
結論 いきなり何かが大きく変わることはないけれど、精神面での充実は得られた
この1か月で客観的に何かがいきなり変わるということはなかった。
しかし、これまでスマホに使っていた時間の一部を「空白の時間」にすることによって「自分は何をするべきなのか」について考えることが増えた。
また、「自分は何をするべきなのか」という、日頃なかなか集中して考えることのないものについて考えを巡らせることができている、という実感は多少なりとも精神の安定に作用していたものと思われる。
以後Twitter・YouTubeの封印を解くか否かは未定ではあるけれど、たとえ中毒気味になたとしても今回のような取り組みをすれば状況を改善できるということが分かったのは大きな収穫である。
なお、脱スマホ週間の取り組みについては克明な記録が残っているのでよければ興味のある方はそちらもどうぞ。
*1:何もしない時間と言っても、ほんとに「何もしていない」時間なんてないのかもしれない。メリット②で見たように、実際には人というのは、そういう時間にいろいろ考えていたりするものだ