不安なこと⑥ 体臭
現代の病である。
体臭、体毛、肌質、髪質などなど、物理的に自分の外側に発しているものに対して過敏になっているのが現代人だと思う。私もその一人、ということ。
女性に比べれば私の、自分の身体に対する意識なんて、低すぎて話にならないだろうけど、それでも、マイナスな発信をしていないかは、とても気になる。
上に、あえて体臭と体毛・肌質・髪質を並べて書いた。4つとの現代人が、というより私が気になりがちなものだから。でも、体臭と後ろ3つとの間には、それが目に見えるかどうかという大きな違いもある。目に見えるかどうか、という観点で言えば、私にとって体臭は一番厄介だ。
だから、まあ、コントロールできないってことだよね。問題は。厳密に言うと、何事もコントロールできるとも言えるし、できないとも言えるのだけど、体臭とか臭いは、そのコントロールが、他の事に比べて相対的に難しい。
で、コントロールが難しいかどうかという観点で言えば、容姿なんてものは、かなりの部分が生まれ持ったもので決まってしまうのだけど、身だしなみに気を付けていれば、そこまで人の気分を害することはないと思う。というより、ここが大事だと思うのだけど、たとえば外出先でシャツにケチャップが付いた、とかだったら自分の目で見て、修正できる。つまりコントロールができる。骨格とか、肌質・肌の色、みたいな要素は、先天的に決まっていてuncontrollable(なんか英語で書きたくなってきた)だけど、その日の見た目のコンディションは、かなりの部分controllableかなと。
その点、体臭とか臭い系はメンドクサイ。例えば、1日外出して、帰りに電車に乗った時、「自分汗臭くないかな」と気になっても、確かめる方法が少ない。なんか、自分では自分の臭いってあまり分からないし。よっぽどでない場合以外。友達と一緒にいるとかだったら、「おれ汗臭くない?」ってギリ聞けるかもってレベル。それもキホンしたくないけど。
解決策は、まあ、シャツの替えなどを持ち歩くことと、汗拭きシート(なんて言うのか、あれ)を使うこと、あと、キツくない香水とかつける、くらいか。香水は試せてないな。なんか、余計くさくなるのでは、みたいに思ってしまっている。そんなことないだろうに。
人って、緊張したり、ストレスを感じたりすると、汗のにおいがきつくなるらしい。そうらしい。当たってるかなって思う。
やっぱり私は、いろいろとcontrollableであることを求めているのだと思う。不安って、uncontrollableな状態に自分がいる時に感じるもの、とも言えるかもね。
以上